サグラダ・ファミリア
少し前、世界のニュースを見ていたら、バルセロナのニュースで
約130年もの間、建築許可がなく工事が進められてきた
世界遺産サグラダ・ファミリアが、このほど市政府から
建築許可を得たといった記事があった
このあまりにも意外なニュースに、私はびっくりした
今年の正月に私は、念願であったサグラダ・ファミリアを見学した
その時、外からでもわかるように普通に工事が進められていたからだ
何でも設計者であるガウディーは、一度地元の町から建築許可を得たのだが
その後、町がバルセロナ市に吸収合併され、許可が更新されないまま
今に至っているということのようだ
だからまるっきりの無許可とは少し違う
この責任はどちらにあるか?手続きや届け出などの知識のない私には
よくわからないが、素人目には市が更新すべきことのように思える
この度、教会側が市に対して3600万ユーロ(約46億7000万円)
を支払うことで合意に至ったのだという
そしてそのお金は、公共輸送の整備や周辺路上の再開発など
地元住民の生活向上に使われる
ここは、年間約450万人もが訪れるバルセロナ観光の目玉であるので
周辺への影響が大きいことは、容易に理解できる
こういったことにお金が充てられることは、とても良いことだと思う
私は建築関係の仕事をしているので、サグラダ・ファミリアには
一度は行ってみたいと思っていた
実際見学したときに感じたことは、放物線状のアーチのダイナミックさや
石造りの建物の至る所には、手の込んだ彫刻が施られ圧倒された
建物物全体が芸術作品のようだった
この度、建築許可を得て堂々と工事が行えることになったのだが
(これまでも充分堂々と工事をしていたみたいだが…)
新しく工事をしている箇所は、最新のPC技術などを採用し
ガウディー死去から100年に当たる2026年に
完成予定を目指している
新しい箇所は建物の色もつくりも違うので、評判が悪いと聞いたが
新技術を採用することで、工期を短縮でき完成できるのだから
多少の違和感は、しょうがないと私は思う
それにしてもいくらサグラダ・ファミリアとはいえ
無許可で建築工事が進められたことは、凄いことだ
日本ではまず考えられないことだと思う




